2011年10月17日月曜日

資本主義の終焉・・・



反格差デモが広がりを見せているそうだ。ニュージーランドから始まったデモがアメリカ、イタリア、カナダ、オーストラリアetcとどんどん広がってきている。日本にもデモはやっていたが、いつもの左翼的な人たちのいつものデモだったので、日本には全然広がっていないというのが現状。これは、日本がまだ、海外ほど格差社会になっていないという考え方ができる。

そして、この反各社デモは今年の頭に発生したアフリカの革命とはまったく位置づけが違うものだと思う。それを説明するために、少しマルクス主義の話を。。。

マルクスといえば、社会主義・共産主義といったイメージが先行している。。それも間違いではないが、この共産主義=「悪」という考え方は決してそうではない。そもそも、人類の経済活動を段階で分けると、(1)原始共産主義 (2)王権・封建主義 (3)資本主義・民主主義 (4)社会主義 (5)共産主義とたどっていくというものだそうです。つまり、社会主義・共産主義というのは、成熟した資本主義から生まれるという思想です。なので、ロシアや中国といった社会主義国が社会主義の御旗をおろして資本主義に舵を切っているとういうのは当然の結果だといえる。

つまりアフリカの革命は(2)から資本主義・民主主義への脱却。今のデモは(3)から(4)へのデモと読み取れる。ただ、今現在甘い汁を吸っている資本家たちがそうやすやすと自分の資本を差し出すとは思えません。このデモは一過性ものであり、景気が上向けば自然となくなっていくものだと思っています。

ただし、成熟した資本主義にはほころびが必ず発生します。金融工学なるものが発達しすぎてマネーゲームでしか資産を増やさないから生産活動が投機のさじ加減だけで決まっている現状。すこしづつではあるが、資本主義の崩壊は始まっている。。。

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