2015年6月9日火曜日

派遣法改正

今回の国会もバタバタしてますねー。

余裕で成立すると思ってた改正派遣法も、漏れた年金問題のおかげでドタバタしてたけど、なんとか成立の目処がたちました。 

片足を人材業界に突っ込んだような仕事をしている身としてはほっとしています。
法案の是非はともかく、宙ぶらりんになるのが一番イライラしますから。
って事で、こここらは会社内のガイドライン整備、従業員教育をしていきます。

その前に法案の読み込み、セミナー参加とお勉強の日々でございます。

さて、件の派遣法、世間では「三年間で使い捨てになる!」だとか「一生派遣法案!」(なんか矛盾してない?この2つ)だとか「正社員ゼロ法案」などの報道が繰り返されてますけど、本当にそうなんでしょうか?

そもそも「派遣」というのは派遣先と派遣会社の間の契約の話であって、派遣会社の従業員は派遣会社と契約社員なり、無期雇用なりの契約を結んでるんですよね。
(ややこしいけど)派遣会社の正社員って人がこの先増えてくるはずです。人手不足の今の時代、不況型の誰でも良いから人を連れてくる派遣のビジネスモデルは崩れ始めてます。

派遣業界は未だ過渡期。これから乱立しすぎた派遣会社の淘汰が始まり、いわゆる派遣社員の立場も良くなってくるはず。

そのときはきっと上手く行けば、正社員と派遣社員の給与格差が少なくなって来るんだろうな。派遣社員の給与が上がるか、正社員の給与が下がるかは知らないけど。

あれ?上手く行ったら反対してる人達の理想の展開じゃないか。不思議。